私は、この度、石川県本部会長職をお預かりすることとなりました。省みますと、人生の大半と言っても過言ではない位、食文化に我が身を注いで参りました。ご縁があって食文化界に41年の年月に渡り身を投じて今日に至りましたが、長くて短いこの道程の中を無我夢中で邁進し、砂埃、ぬかるみを掻き分け、近年になってようやく、自分が求めようとする食文化道の燈し火、明かりに辿り着けるような気がします。
昨年の我が国は、生活習慣病を誘発する要因の過食、偏食、アレルギー食等が蔓延し、食文化に多くの難問を抱える次世代及びそれを担う子供達にとっても、食育に関する教育理念は、重要な課題です。
我々は、健康志向の高揚や食の安全・安心が叫ばれる中、食材の生産、製造、流通、消費に至までの各分野において、調理のプロフェッショナルとして先頭に立つ気構えと責任を持って取り組んで行くべきだと思います。
一人の人間として与えられた生命を大切に行き切る、それは健康を維持して行くこと、その原点の一つは健康食であり、健康な身体によって健全な精神が培われ、育まれることは言うまでもありません。我々に与えられた責務として、子供達にも常に食感生活を体感してもらい、その経験により、大きく人や物に対して感性豊かな心根が芽生え、育まれると思います。人間社会は、当然人間が作っている、そしてその一人一人が蒼いこの地球を支えています。
新しい組織の会員の方々と共に、活発で魅力ある会、先人達が築き上げてこられた歴史あるこの司厨士会を念頭におきまして、活躍し努力して行こうではありませんか。会員諸兄のご支援、ご協力を宜しくお願い申し上げます。 |